麻布作家碗について



はじめまして、店主の中村京です。
この度は「麻布作家碗」のショップにお越しいただき、誠にありがとうございます。

「麻布作家碗」は、ただ器を売るだけでなく、それを作った素晴らしい陶芸作家を紹介したい…
そんな思いで立ち上げたお店です。

「麻布作家碗」で紹介させていただくのは、代々継承される伝統工芸ではなく、その作家本人にしか作れない貴重な現代アートの作品です。それは大量生産では決して実現できない、作家の人生で限られた個数しか作ることが出来ないもの。どれも確かな技術と高い感性を持った作家ならではの器やオブジェで、見た目のデザインの良さだけではなく、使い勝手や制作過程の丁寧さも重視して選んでいます。

絵画や彫刻と同様に、陶芸も“技”のある美術品です。目で愛で、手で触れ、温かさを感じて… 日々の暮らしの中に美術品を取り入れた贅沢な時間を、「麻布作家碗」では提案していきたいと思っています。

私自身も兵庫県芦屋市にある適翠美術館に併設されていた陶芸養成所で学んでいました。先生は八木一夫さんの師弟の京都芸術大学出身の方が多く、陶芸の基礎から教わりました。その時に学んだこと、出会った人々が今の「麻布作家碗」を支えてくれています。

いつまでも陶芸とかかわり続けたい思いです。
ただし今度は作る側でなく、紹介する側として…


麻布作家碗　店主
中村京

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